えれフェス(発表会)まであと1ヶ月ちょっととなり、バタバタの毎日です。
ちょっとここに書いておきたいなと思い、PCに向かっております。
レッスンは、練習してきた成果を聴いてもらう場所、確かにそれもあります。大きな成果を披露するのが発表会だとしたら、レッスンは小さな披露する機会。家ではちゃんと弾けていたのに、先生の前だと弾けなくなり、おかしいなあ…という生徒さん、大人の生徒さんによくいらっしゃいます。練習を積み重ねてきた成果を聴かせていただける、講師にとっても何よりの喜びでもあります。
でも、だんだん曲の難易度が上がってくると、そう簡単には弾けるようになりません。
練習方法も、人それぞれなので、どれが絶対!ということはありませんが、少なくとも間違った練習をしてしまうと、上手になるどころか、下手になってしまうということがあります。
ある箇所が弾けていないまま、原曲通りのテンポで弾こうとすると、必ずそこでつっかえる…そのまま何度も同じことを繰り返しても、つっかえる癖がついてしまうだけです。
必ず同じところでつっかえる…
聴いているご家族やご近所さんも、あっ…とずっこけて、ストレスになるのでは?(苦笑)
ゆっくりでも、つっかえずに進んでくれる丁寧な演奏は、心地いいものです。
では、どのようにすればよいか?
弾けない箇所をできるようにしてから、その1小節ずつ前からなど増やしても弾けるかを繰り返す…短いセンテンスを少しずつ長くしていって、確実に弾けるを繰り返し体に覚えこませる…
ゆっくりなテンポから、止まらず弾けるようにしていって、少しずつテンポを上げていく…
そんな地道な努力が必要なわけですが、これをやるかやらないかで変わってきます。
つっかえたままの練習を5分続けるのと、この短い箇所を確実にする練習方法で5分やるのとでは、雲泥の差が出るわけです。
前者は時間の無駄、後者はとても効率よい練習方法です。
できないことは、みんな嫌ですよね。
めんどくさい、回り道のように感じるかもしれませんが、この「できる!」を増やしていけば、結果として楽しく自信をつけながら練習を進めていけるんです!
実は、私も、この練習方法をレッスンで教わったことはなく、これを昔からやっていれば…と思うこと多いです。
これは、ピアノやエレクトーンに限ったことではないと思います。勉強などにもうまく取り入れていけば、自分にあった効率のいい勉強方法が見つかるはず!
そんな練習方法をアドバイスしながら、自分でよりよい方法を工夫していく…
そんなことも大切にしております。
譜読みができ、音色も考えて、切ったりつなげたりのアーティキュレーションも的確にできるようになり、ゆっくりでも流れるようにスムーズに弾けるようになったら、次の段階でどう表現していくかのレッスンができます。
そんなことを大切にしながらのレッスンをしております。
今後の人生において、マニュアル通りではなく、自分で気づき、考えることのお手伝いをしていきたいと常に考えておりますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせくださいませ。